ストイコビッチ氏に旭日小綬章~Jリーグの選手・監督で初の受章

外務省は4月29日、Jリーグ名古屋の前監督ドラガン・ストイコビッチ氏(50)が平成27年春の外国人叙勲旭日小綬章(きょくじつしょうじゅしょう)を受章したと発表しました。

内閣府によりますと、Jリーグの選手・監督で、春・秋通じて叙勲を受章するのは日本人も含めてストイコビッチ氏が初めてだということです。

外国人叙勲とは、日本の政治、外交、学術文化等の発展に功労のある人物や、国家や公共に対する功労のある人物を表彰するものです。

ストイコビッチ氏は、選手・監督としてはもちろん、観光庁のスポーツ観光マイスターや平和親善大使を務めるなど、「日本・セルビア間の相互理解の促進及び我が国のサッカー界の発展に寄与」したことが評価され、今回の受章になりました。

ストイコビッチ氏はセルビア出身で、1965年3月3日生まれの現在50歳。

高い技術と華麗なプレーから妖精を意味するピクシーの愛称で呼ばれ、人気を集めました。

1990年のワールドカップでは、ユーゴスラビアの8強入りに貢献。

マルセイユ(フランス)などを経て、1994年に名古屋に入団しました。

1995年には最優秀選手に選ばれるなど、Jリーグ通算184試合に出場して57得点を記録し、天皇杯でも2度優勝しています。

2001年に名古屋で現役を引退し、その後、2008年から2013年まで名古屋を指揮。

2010年にクラブ史上初のリーグタイトルをもたらしています。