長崎県長崎市中心部の公園で5月24日朝、毛布にくるまれた女性の遺体が発見された事件で、警察は、30歳の男と49歳の男を逮捕しました。
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、福岡県飯塚市山倉の職業不詳、大鳥豊樹(おおとり とよき)容疑者(30)と、住所職業不詳、二場勇次(ふたば ゆうじ)容疑者(49)です。
警察によりますと、大鳥容疑者らは24日未明から明け方にかけて、長崎市恵美須町の「瓊の浦(たまのうら)公園」に中村由美さん(41)の遺体を毛布にくるんで遺棄した疑いが持たれています。
大鳥容疑者が24日午前9時半頃に、福岡市の博多警察署に出頭し、「二場容疑者と一緒に遺体を捨てた」と容疑を認め、二場容疑者は24日夜、福岡市内で身柄を確保されました。
調べに対し、大鳥容疑者は容疑を認めていますが、二場容疑者は容疑を否認しています。
警察によりますと、中村さんの遺体は死後数日たっているとみられ、頭部や体に殴られたような複数の傷があり、一部が腐敗していたということです。
容疑者2人と中村さんは知人同士とみられ、中村さんは二場容疑者から、日常的に暴行を受けていた疑いがあることがわかりました。
警察は、25日に司法解剖して死因の特定を急ぐとともに、殺人容疑も視野に捜査を進めています。
現場周辺地図
長崎県長崎市恵美須町 瓊の浦公園