リニア、時速603キロを記録!世界最高速度更新

JR東海は4月21日、山梨県内で行われたリニア中央新幹線の走行試験で、有人として世界最高速度更新となる時速603キロを記録したと発表しました。

ギネス世界記録の認定を申請するとのことです。

JR東海が、山梨県上野原市と笛吹市との間の42.8kmの実験線で行っている走行試験。

今回の試験は新型車両「L0(エルゼロ)系」の設備の安全性や耐久性を検証するのが目的でした。

時速603キロを記録したのは21日午前10時50分前。

トンネル内で約10秒間にわたって記録しました。

L0系は、16日に行われた走行試験でも590キロを記録し、最速記録を更新したばかりでしたが、それをさらに上回りました。

これまでに大きなトラブルはなく、今回で高速域での走行試験を終了するとのことです。

JR東海は2027年に東京・品川~名古屋間の開業を、45年に大阪までの全線開業を目指しています。

開業後は最高速度500キロで走行し、東京・品川~名古屋間の286kmを最速40分(東海道新幹線は1時間28分)で結ぶ予定です。