愛知県刈谷市逢妻(あいづま)町の逢妻川で6月6日夜、15歳の男子高校生が川に入ったまま行方不明となっている事件で、警察は、直前に川の堤防で男子高校生に暴行を加えたとして、14歳から16歳の少年3人を逮捕しました。
暴力行為等処罰法違反(集団暴行)の疑いで逮捕されたのは、いずれも刈谷市に住む私立高校生(16)、土木作業員(15)、公立中学生(14)の少年3人です。
警察によりますと、少年3人は6日午後10時40分頃、刈谷市の逢妻川の堤防上の道路で、代わる代わる男子高校生(15)の顔面を殴り、腹部を蹴るなどの暴行を加えた疑いが持たれています。
男子高校生はその後、少年らの指示で川に入ったとみられ、行方不明となっています。
警察によりますと、少年3人と男子高校生は遊び仲間だったということです。
調べに対し、少年らは「男子高校生が、仲間の少女と交際しているのに、別の少女に声をかけたため、腹が立った。対岸まで泳いで戻ってくれば、許してやると言った」などと供述し、容疑を認めています。
警察は、8日も午前7時から、現場付近の捜索を再開するとともに、当時の詳しいいきさつを調べることにしています。