東京都稲城市の稲城市役所に原付きバイクで乗り込み、灯油のような液体をまいて火をつけ、パトカーを奪って逃走しようとしたとして、警視庁は11月30日、47歳の男を現行犯逮捕しました。
現住建造物等放火や銃刀法違反などの疑いで現行犯逮捕されたのは、稲城市坂浜の無職、渡部政行容疑者(47)です。
警視庁によりますと、渡部容疑者は30日午後2時頃、刃物のようなものを持って原付きバイクで稲城市役所に乗り込み、持っていたポリタンクから灯油のような液体をまいて火をつけたうえ、駆け付けた警察官のパトカーを奪って逃走しようとした疑いが持たれています。
消防によりますと、市役所の床や壁の一部が焼け、職員2人が煙を吸って病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。
渡部容疑者はパトカーを奪って数メートルほど逃走したところで、止まっていた別のパトカーに衝突し、その場で現行犯逮捕されました。
調べに対し、渡部容疑者は黙秘しているということで、警視庁は、当時の経緯や動機を詳しく調べています。
現場周辺地図
東京都稲城市 稲城市役所
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