鳥取県倉吉市米田町で5月6日、20代の父親が生後4か月の長女に暴行を加え殺害する殺人事件が起きました。
この事件で鳥取県警倉吉署は、倉吉市米田町2丁目に住む会社員・山形慎也容疑者(21)を殺人容疑で逮捕しました。山形慎也=やまがた しんや
発表によると山形慎也容疑者は5月6日午前7時半~午後1時10分くらいまでの間に、長女の山形夢希ちゃん(4か月)の腹を殴るなどして、殺害した疑いが持たれています。山形夢希=やまがた むぎ
事件後の同日午後1時10分ころ、山形慎也容疑者が自ら「子供がミルクを詰まらせた。呼吸をしなくなり、ぐったりしている」などと119番通報し、事件が発覚しました。
これを受けて、現場に駆けつけた救急が山形夢希ちゃんを病院に運びましたが、搬送時は既に心配亭停止の状態で、まもなく死亡が確認されました。
遺体には、腹・胸・背中・尻など、全身に叩かれたような痕が残っていたということです。
日常的に虐待行為が行われていたのかどうかは不明です。
山形慎也容疑者は夢希ちゃんのほか、妻や義姉を含めて4人暮らしをしていましたが、事件当時は義姉妹が外出中で父子2人きりの状態だった模様です。
警察での取り調べに対して山形慎也容疑者は「泣き止まないので、イライラして殴った。殺すつもりはなかった」などと供述し、暴行を加えたこと自体は認めているものの、殺意に関しては否認しています。
倉吉署は殺人事件として、事件に至った経緯や当時の状況などについて、詳しく捜査を進めています。
事件が起きた現場は、倉吉駅から南方向に約3kmほどの地点にある住宅街の一角です。