今年の3月に惜しまれつつ引退した、JRの豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」。
そのトワイライトエクスプレスの車両の一部が16日、京都市下京区の梅小路蒸気機関車館から京都鉄道博物館に搬入されました。
来年春に開業予定の京都鉄道博物館で展示されるとのことです。
トワイライトエクスプレス
トワイライトエクスプレスは、1989年7月21日から運用開始。
大阪~札幌間の約1500kmを約22時間かけて走行した日本最長の寝台特急です。
老朽化を理由に、今年の3月13日に引退しました。
運用開始から引退までの間に約116万人が利用したとのことです。
京都鉄道博物館に
16日に京都鉄道博物館に搬入されたのは、最上級個室「スイート」1室と「ロイヤル」4室からなる1号車の「A個室車」1両。
午前9時に今年閉館予定の梅小路蒸気機関車館から、牽引車やクレーン車などを使って、建設中の京都鉄道博物館の敷地内へ。
その距離、約150mをゆっくり移動しました。
今後、機関車や食堂車、客車なども順次搬送され、開業に合わせて展示されるとのことです。
今後
トワイライトエクスプレスは、今後1年ほどは団体専用の臨時列車として運行されますが、京都鉄道博物館で車両の一部を見学することができます。
将来的には車両に入り、見て触れて楽しむことができるようにしたいとのことです。