栃木県栃木市で5月21日、同居する弟をナイフで刺して殺害した疑いで、53歳の兄が逮捕されました。
殺人の疑いで逮捕されたのは、栃木県栃木市都賀町富張の会社員、伊東和彦容疑者(53)です。
警察によりますと、伊東容疑者は20日午後9時頃、自宅周辺で、同居していた弟で無職の伊東勉さん(44)の左胸を果物ナイフで刺して殺害した疑いが持たれています。
伊東容疑者が午後9時40分頃、胸に果物ナイフが刺さった状態の勉さんを軽トラックの助手席に乗せて警察署に出頭し、勉さんはその後、病院に搬送されましたが、約1時間後に死亡が確認されました。
調べに対し、伊東容疑者は「けんかで弟がナイフで自分の胸を刺そうとして、止めようとしたら刺さってしまった」と供述し、容疑を一部否認しています。
警察によりますと、勉さんは長期間無職で、2人は事件当日、勉さんの仕事探しをめぐって口論していたところ、勉さんがナイフを持ち出して「死にたい」と言ったので、伊東容疑者が奪い取ろうとしてもみ合いになったということです。
現場周辺地図
栃木県栃木市都賀町富張