千葉県鋸南町で5月7日、鋸山日本寺の聖徳太子の石像が破壊されているのが見つかりました。
器物損壊事件として捜査しています。
発表によると5月7日午後、「鋸南町元名の鋸山日本寺で、聖徳太子の石像が登山客に倒された」などと110番通報があったということです。
これを受けて千葉県警館山署の警察官らが現場に駆けつけると、鋸山日本寺の境内に柵で囲まれた状態で設置されていた聖徳太子の石像(高さ約127cm)が、倒されて破損していたとのことです。
石像は台座から落ちて、胸のあたりから上下2つに割れていました。
館山署によると、男女2人が参道脇の柵を乗り越えて聖徳太子像に近づく様子を、訪れていた男性観光客が目撃していたといいます。
男性観光客は1度目を離しましたが、石像方面から「ドーン!」という大きな音が聞こえたため、再度その方角を見てみると男女2人が走り去っていったということです。故意に壊した可能性もあります。
壊された聖徳太子の石像は、江戸時代に作られたものでした。
逃げた男女の特徴は、男が年齢20代後半・身長約170cm・サングラスを着用、女は年齢20代後半・ピンク色のジャージを着用していたとのことです。
館山署は器物損壊事件として、逃走した男女の行方を追っています。
現場周辺地図
千葉県鋸南町 日本寺