北海道砂川市の国道で、軽ワゴン車が乗用車に衝突されるなどして永桶弘一さん(44)ら家族4人が死亡した事故で、警察は12日、軽ワゴン車に衝突した乗用車を運転していた27歳の男を逮捕しました。
危険運転致死傷の疑いで逮捕されたのは、北海道上砂川町鶉(うずら)の建設業、谷越隆司容疑者(27)です。
警察によりますと、谷越容疑者は6月6日午後10時35分頃、砂川市西1条北22丁目の国道12号で、RV車を運転中、赤信号を無視して時速100キロ以上で交差点に進入し、左から来た歌志内市歌神の会社員、永桶弘一さん(44)の軽ワゴン車と衝突し、永桶さんら一家5人を死傷させた疑いが持たれています。
この事故で、永桶さんと妻の文恵さん(44)、長女で高校3年の恵さん(17)が死亡、次女で中学1年の光さん(12)が意識不明の重体となり、長男で高校1年の昇太さん(16)は衝突の弾みで車外に投げ出され、谷越容疑者の友人で、ひき逃げの疑いで逮捕された古味竜一容疑者(26)が運転する車に約1.5kmにわたり引きずられて死亡しました。
調べに対し、谷越容疑者は「事故を起こしたことは間違いないが、信号は青だった」などと供述し、容疑を否認しています。
谷越容疑者は事故前、古味容疑者らと砂川市内で酒を飲んでいたとみられていて、警察は、飲酒の有無も含め、捜査する方針です。
現場周辺地図
北海道砂川市西1条北22丁目