川口市内のマンションの一室でパート従業員・園田明子さん(59)が殺害されているのが発見されました。
発表によると5月14日、川口署捜査本部は、強盗殺人・死体遺棄・住居侵入・窃盗の疑いで、園田明子さんの長女の知人で3月に死亡が確認されている住所不定=無職・石塚幸信容疑者(死亡時30)を被疑者死亡のままさいたま地検に書類送検しました。
送検容疑は、3月3日、川口市並木2丁目の園田明子さん方に侵入し、凶器を用いて園田明子さんの頭部などを何度も何度も殴り殺害したとのことです。その際に、現金20万円やキャッシュカード、携帯電話、指輪などの貴金属を奪ったなどの疑いがみられています。
捜査本部によると、石塚幸信容疑者は同4日以降、園田明子さん方から盗んだ貴金属を買い取り業者で換金していたといいます。県内や都内コンビニの現金自動呼預払機(ATM)9か所から現金300万円以上を引き出していたとのことです。
一方で、石塚幸信容疑者は3日と4日に、園田明子さんの20代の長女から借りていた40万円を返済していました。
引き出した現金を、川口市周辺のホテル宿泊代や遊興費に使用していました。どう15日に、石塚幸信容疑者は千葉県内のホテルで自殺していたことが明らかとなりました。
県警は3日・午後6時前、石塚幸信容疑者から園田明子さんに電話した履歴などがあることから、殺害した日時を3日夜と推定しています。
県警は石塚幸信容疑者が借金を返済するため、園田明子さんを殺害したとみており、強盗殺人容疑を適用しました。
マンションの一室のベッド脇に横たわった遺体の上に、布団をかぶせてあったことなどから死体遺棄容疑でも立件しました。