大阪府大阪市平野区喜連のマンションで5月1日、女性が血を流して倒れているのが見つかりました。
殺人事件の可能性もあります。
発表によると5月1日午前7時ころ、大阪市平野区喜連2丁目のマンションに住む女性から、「人が亡くなっています」と110番通報があったということです。
通報を受けて救急などが現場に駆けつけたところ、マンション3階の1室で、大阪市住之江区に住む中国籍の無職・孫健新さん(62)が倒れていたとのことです。孫健新=そん けんしん
その後、孫建新さんは病院へ運ばれましたが、まもなく搬送先の病院で死亡が確認されました。
遺体の手首や足首などには切り傷があったほか、首には絞められたような痕が残っていたということです。
また、近くには血の付いた刃物が落ちていました。
現場の1室には妹が住んでおり、孫建新さんは前日の4月30日から泊まっていたものとみられています。
遺体発見時、玄関の鍵は無施錠だった模様です。
妹は警察に対して「姉(孫建新さん)は4月30日から家に来ていた。自分は実家にいた。胃の調子が悪い姉を病院に連れて行くために帰ってきたら、玄関で倒れていた」などと説明しています。
遺体や現場の状況などから、一見すると殺人事件である可能性が高いようにみられますが、孫建新さんにはうつ病のような症状もあったということで、大阪府警は事件と自殺の両面で捜査を進めています。
遺体が見つかった現場は、大阪市営地下鉄・喜連瓜破駅から北西方向に約200mほどの地点にある住宅街の一角です。