「スマートフォンを使って、がんを診断できる。」
様々な機能があるスマートフォンですが、またまた新たな技術です。
スマートフォンに接続して使用できる、正確で安価な「がん診断機器」を開発したとの研究論文が、13日の査読学術誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載されました。
「D3」
この機器を開発したのは、アメリカ・マサチューセッツ総合病院などの研究チーム。
そして、その機器は「D3」と言う名で知られるアクセサリー機器だということです。
「D3」とは、「Digital Diffraction Diagnosis(デジタル回折診断法)」の略。
電池式LEDライトを備えた撮像モジュールを搭載しており、標準的なスマートフォンに装着して使用します。
D3は、一般向けではなく、医療関係者による使用を目的としています。
気になる精度ですが、現在の複雑で高価な検査法と同程度の精度を持っているとのこと。
そして、患者1人あたりの検査費用が1.8ドル(約220円)しかかからないそうです。
また、検査結果は数分から数時間以内にわかるとのことです。
今後に期待
研究チームの一人は、病院の少ない僻地や貧困地域での使用に期待を寄せています。
このような技術が今後も発展していくことを期待したいですね。