カナダの人気サーカス劇団「シルク・ドゥ・ソレイユ」は4月20日、アメリカの投資会社TPG主導の投資グループに株式の大半を売却すると発表しました。
中国を含むアジア地域への進出が狙いだということです。
シルク・ドゥ・ソレイユは、カナダ・ケベック州を拠点に約30年前に誕生。
芸術性の高い演技で世界的に人気があり、日本でも定期的に公演を行っています。
今回、株式の約9割を持っていたとされる創設者で大株主のギー・ラリベルテ氏が保有株の大半を売却。
TPGが株式全体の約6割、中国の復星国際が約2割を保有することになるそうで、ラリベルテ氏は引き続き少数の株式を保有し、出資を続けるとのことです。
売却額は明らかにされていませんが、主要メディアによりますと約15億ドル、日本円にして約1800億円だということで、今秋には売却手続きが完了する予定だそうです。
なお、劇団の本拠地はカナダ・モントリオールのままで変わらないということです。