北海道札幌市のデパートで6月11日未明、エレベーターの解体中に、クレーンで吊り上げていた扉が突然落下する事故があり、男性作業員が下敷きになって死亡しました。
11日午前2時25分頃、札幌市中央区にある改装中の「札幌三越」で、エレベーターの解体中に、クレーンで吊り上げていた扉2枚が突然落下し、1階部分の足場で部品などを拾う作業をしていた札幌市の会社員、佐藤智之さん(41)を直撃しました。
救急隊が駆けつけましたが、佐藤さんは頭などを強く打っていて、その場で死亡が確認されました。
警察によりますと、扉は鉄製で、高さ約2メートル、幅約40センチ、扉1枚の重量が約40キロで、扉2枚をワイヤーで巻いて固定し、クレーンで4階から8階まで吊り上げる作業を行っていたということです。
警察は、一緒に作業をしていた関係者から事情を聴いて、事故の詳しい状況を調べています。