大阪府警の警察官らが監禁集団強姦事件~梅本大輔、溝畑優両容疑者を逮捕

大阪市天王寺区のホテルで20代の女性を監禁し、集団で性的暴行を加えたとして、大阪府警の現職警察官と元警察官の男が逮捕されました。

監禁集団強姦の疑いで逮捕されたのは、大阪市天王寺区生玉前町に住む大阪府警箕面署刑事課の巡査部長、梅本大輔容疑者(36)と、福島県いわき市小名浜岡小名3丁目に住む元大阪府警四条畷署員で運送業、溝畑優容疑者(32)です。

梅本容疑者らは昨年12月17日午後10時過ぎ、大阪市天王寺区のホテルで、数人の男と共謀し、溝畑容疑者の知り合いの20代の女性の両手をひもで縛り、アイマスクのようなもので目隠ししたりしたうえで集団で性的暴行を加え、女性が翌18日午前5時頃にホテルから逃げ出すまでの約7時間、室内に監禁した疑いが持たれています。

溝畑容疑者と女性は2013年秋頃にインターネットの出会い系サイトを通じて知り合ったということで、溝畑容疑者が昨年12月3日、ネットの掲示板に集団強姦への参加を募る書き込みをし、梅本容疑者は書き込みを見て加わったということです。

調べに対し、梅本容疑者は「女性を乱暴するという掲示板を見て乱暴した」と容疑を認めていますが、溝畑容疑者は「監禁したつもりも、無理矢理やったつもりもないが、女性が監禁され、乱暴されたというなら認めるしかない」と容疑を一部否認しています。

女性は「6人ぐらいの男に乱暴された」と説明していることから、大阪府警は、ほかにも数人が事件に関わっているとみて捜査しています。

梅本容疑者は2006年4月に採用され、2013年4月から箕面署刑事課で知能犯罪の捜査を担当、溝畑容疑者は梅本容疑者と同期で、2013年3月に別の女性との不適切な交際を理由に所属長訓戒を受けて依願退職していました。