石川県能登町で5月14日、同居する兄の首などをナイフで刺し殺害しようとしたとして、52歳の無職の男が逮捕されました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、石川県能登町小木の無職、山城彰容疑者(52)です。
刺された兄は、その後、死亡が確認されました。
警察によりますと、山城容疑者は14日午前1時半頃、石川県能登町小木の自宅2階で、同居する兄の勝さん(53)の首や胸などをナイフで数回刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。
事件の直前に母親(81)から「息子がケンカしている」と110番通報があり、警察官が駆けつけたところ、2階の布団の上で、兄の勝さんが血を流して倒れていたということです。
警察は、玄関先にいた山城容疑者が「ナイフで刺したのは間違いない」と認めたため、殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。
勝さんは、その後、死亡が確認され、警察は今後、容疑を殺人に切り替えて調べを進めることにしています。
警察によりますと、13日午後6時過ぎにも、母親から「兄弟がケンカしている」という通報があり、警察官が自宅を訪れていて、このときはケンカはおさまっていたということです。
警察は、2人の間に何らかのトラブルがあったとみて、詳しい状況や動機について調べています。
現場周辺地図
石川県能登町小木