山梨県南部町の国道で5月11日、観光バスと大型ダンプが正面衝突する事故がありました。
この事故で、バスの乗客乗員約30人が怪我をしています。
警察は、ダンプを運転していた山梨市大野の会社員、望月憲人(のりひと)容疑者(48)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。
11日午前9時40分頃、山梨県南部町万沢の国道52号で、北進していた観光バスと静岡方面に向かっていた大型ダンプが正面衝突しました。
警察によりますと、この事故で、バスの乗客乗員47人のうち、乗客約30人が怪我をしましたが、いずれも軽傷だということです。
また、運転手の男性(53)が両足に大怪我をしており、ドクターヘリにより静岡県内の病院に搬送されましたが、命に別状はないとみられています。
現場は山梨県と静岡県の県境近くの片側1車線の直線道路で、見通しは悪くなかったということです。
バスを運行していた「セイシン観光バス」(本社・静岡市葵区)によりますと、事故に遭ったバスは、静岡県島田市と静岡市で乗客を乗せ、日帰りツアーで山梨県に向かっていたということです。
警察は、ダンプがセンターラインを越えて対向車線にはみ出したのが事故の原因とみて、望月容疑者を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕し、事故の詳しい原因を調べています。
現場周辺地図
山梨県南部町万沢