日本マクドナルドホールディングスの業績悪化で、2015年内に131店の不採算店が閉鎖されます。
フランチャイズ満了などによる閉店も59店あり合計で190店舗が無くなってしまいます。
役員報酬カットや早期退職者募集も
日本マクドナルドホールディングスの既存店の売上高は、現在14か月連続で前年実績を下回っています。
2015年3月は同29.3%減、客数も同23.5%減と下げ止まりません。
15年12月期の業績予想では、連結当期純損益が380億円の赤字になると15年4月16日に発表しました。
前期の14年12月期は218億円の赤字で、さらに業績が悪化するというものでした。
大幅な赤字予想を受け、同社は100人の早期退職者や役員報酬のカット、不採算店舗の閉鎖などを実施するが、マックファンが一番心配しているのは閉鎖されるのはどの店舗になるのか、とういうことみたいです。
大きな町に住む人にとっては駅前などに複数のマックがあるのでいいが、地方や郊外に住む人にとってマックはコミュニティーの場所になっているため、心配の声がネット上に上がっています。
動揺を与えるので公表できない
閉鎖されるのはどの店舗なのか?
日本マクドナルドホールディングスの広報は、「閉店する店舗についての問い合わせは多いのですが、公表していない。」という。
例えば、ビルのテナントとして入っていたり、地方にある店舗だったりした場合に関しては、契約や地元との関係上で公表してしまうと動揺を与えてしまう、というのが理由です。
今後の見通し
今回の131店舗を閉店するための一時的な費用は40億円で、閉店することによって年間24億円が改善されます。
出店は年内に10~20店舗と抑え、その代わりに既存店の改装を行っていきます。
現在の店舗数は約3100店舗ですが、モダンで快適な空間となっている店は25%しかありません。
年内に500店舗のリニューアルを行い、18年度までに全体の90%の店舗をモダンで快適な空間に変えていきます。
経営の再建はこの店舗形態の改良から始まるようです。