京都市左京区の住宅で9月8日、住人の赤羽敬さん(当時54)と姜栄子さん(当時59)の遺体が見つかった事件で、警察は3日、30歳の息子を再逮捕しました。
殺人の疑いで再逮捕されたのは、姜さんの息子で韓国籍の元土木作業員、崔裕(さいひろき)容疑者(30)=死体遺棄の疑いで逮捕=です。
警察によりますと、崔容疑者は8月3日頃、左京区岩倉幡枝町の住宅かその周辺で、姜さんの頭を鈍器で殴るなどして殺害した疑いが持たれています。
2人の遺体は9月8日に見つかり、姜さんは脱衣所で倒れ、内縁の夫の赤羽さんは居間でスーツケースに入れられていて、崔容疑者は同月12日、赤羽さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕されていました。
警察が捜査を進めたところ、崔容疑者が姜さんを殺害した疑いが強まったとして、逮捕となりました。
調べに対し、崔容疑者は「殺したことは間違いない」と容疑を認めていますが、「他のことは黙秘する」と供述しているということです。
警察は、赤羽さんを殺害した疑いでも調べることにしています。