大相撲の横綱白鵬が所属する宮城野部屋(東京都墨田区)の熊ヶ谷親方が今年7月、付け人の男性に暴行して怪我をさせたとして、8月2日、警視庁に逮捕されました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、宮城野部屋で部屋付きの親方をしている熊ヶ谷親方(元十両金親)、本名、山村和行(45)容疑者です。
山村容疑者は7月23~27日、名古屋場所の際に使っていた名古屋市内のマンスリーマンションなどで、付け人の男性(31)に対して金属バットで腰などを数十回殴り、全治2週間の怪我をさせた疑いが持たれています。
警視庁によりますと、男性は大相撲関係者ではなく、昨年4月頃から個人的な付け人として働いており、車の送迎やスケジュール管理などをしていましたが、熊ヶ谷親方は、指示通りに仕事ができないなどと言って、5日間にわたって連日、暴行が行われたということです。
調べに対し、山村容疑者は「間違いなく私がしてしまった」「自分の指示したことが的確にできなかった」などと供述し、容疑を認めています。
警視庁は、山村容疑者が男性を日常的に暴行していた疑いもあるとみて調べています。