福岡県北九州市小倉北区大門にある小倉北警察署で5月1日、大型トレーラーが突っ込む事故(事件)が起きました。運転手は中川弘幸容疑者です。
発表によると5月1日午後11時15分ころ、北九州市小倉北区大門1丁目にある福岡県警小倉北署の正門に、突然27トンの大型トレーラーが突っ込んできたということです。
運転手は故意に突っ込んだということで、小倉北署は大型トレーラーを運転していた北九州市八幡西区鳴水町に住む自称会社員・中川弘幸容疑者(53)を器物損壊の容疑で現行犯逮捕しました。中川弘幸=なかがわ ひろゆき
この事故で幸いケガ人は出なかったものの、敷地内に止めてあったパトカーのフロント部分が破壊したほか、門扉が破損するなどの被害が発生したといいます。
小倉北署は特定危険指定暴力団工藤会への一斉捜査の拠点となっており、暴力団対策のため24時間体制で担当警察官が正門近くに立って警戒にあたっていますが、この警察官も無傷だったとのことです。
警察での取り調べに対して中川弘幸容疑者は「警察に対してイライラしていた、会社の車を使って突っ込んだ」などと供述し、容疑を認めています。
現時点でイライラするに至った理由は不明です。
トレーラーはバックしては突っ込み、バックしては突っ込みを繰り返していたといい、荷台には鉄くずなどが積まれていました(満載状態)。
また身柄が確保された際、中川弘幸容疑者は奇声を上げていた模様です。
小倉北署は器物損壊事件として、事件に至った経緯や犯行動機などについて詳しく捜査を進めています。
事件があった現場は、JR小倉駅から南西方向に約1kmほどの地点にある官庁街の一角です。