大阪府交野市私部西で11月17日、路上に置かれたコンクリートの土台に乗用車が衝突し、男女2人が軽傷を負った事件で、警察は20日、アルバイトの17歳の少年を逮捕しました。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、交野市に住む建築アルバイトの少年(17)です。
警察によりますと、少年は17日午後11時15分頃、交野市私部西1丁目の市道の中央付近に、道路脇の店舗の駐車場にあった重さおよそ50キロのコンクリートの土台を放置し、通りかかった乗用車と接触させ、運転していた枚方市の男子大学生(19)と、助手席に乗っていた女子短大生(19)を殺害しようとした疑いが持たれています。
車は土台に接触後、道路脇の電柱に衝突し、2人は胸を打つなどして軽傷を負いました。
警察は、何者かが故意に土台を置いたとみて捜査を進めていましたが、19日夜、少年が母親と弁護士に付き添われて出頭してきたということです。
調べに対し、少年は「コンクリートの土台を倒したが、その後どうなったかは見ていない。人を殺すつもりはなかった」などと供述し、殺意を否認しています。
現場周辺では事件直前、5、6人の少年がたむろする姿が防犯カメラに映っていて、警察は関連を調べています。
現場周辺地図
大阪府交野市私部西1丁目