群馬県伊勢崎市で4月26日、廃液の入ったドラム缶が破裂し、破片が100m以上吹き飛ぶ事故が起きました。
発表によると4月26日午後3時半ころ、伊勢崎市市場町2丁目の住宅から「ドラム缶の破片が飛んできて、屋根が壊れた」という110番通報が入ったということです。
これを受けて群馬県警の警察官らが現場に駆け付けたところ、住宅の庭には200リットル入りのドラム缶1個が落ちていたとのことです。
このドラム缶は被害を受けた住宅から北東方向に約130mほどの地点にある工場のもので、中には塗料やシンナーなどの廃液が入っていました。
ドラム缶が元々置かれていたのは、伊勢崎市西久保町3丁目にある材木を扱う工場「蛭間木工所 赤堀工場」です。
この工場敷地内にはドラム缶の底部分だけが残っており、何らかの理由で破裂したことで、側面や上側の部分が吹き飛んだものとみられます。
なお、ドラム缶が吹き飛ぶ過程で中に入っていた廃液が周囲に飛び散り、車が廃液まみれになったり、近隣住宅の窓ガラスが1枚われるなどの被害も出ました。
幸い、怪我人はいなかったということです。
ドラム缶の中に入っていた廃液が膨張したことで破裂した可能性があるとみられていますが、現時点で詳しい原因は分かっていません。
4月26日は日曜日ということもあり、現場の工場は休みでした。
群馬県警は破裂の原因などを調べるため、4月27日午前から実況見分を行っています。
現場周辺地図
群馬県伊勢崎市市場町2丁目