栃木県市貝町で昨年10月、生後4か月の長男に強く揺さぶるなどの暴行を加え死なせたとして、警察は8月27日、34歳の父親を逮捕しました。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、同県益子町大沢の派遣社員、大山貴行容疑者(34)です。
大山容疑者は昨年10月17日午後6時20分頃、当時住んでいた市貝町赤羽の自宅アパートの風呂場で、当時生後4か月だった長男の陽向(ひなた)ちゃんに、前後に強く揺さぶるなどの暴行を加え、翌月、外傷性硬膜下血腫による脳損傷で死亡させた疑いが持たれています。
警察によりますと、大山容疑者は妻(23)と陽向ちゃんの3人暮らしで、陽向ちゃんの異変に気付いた妻が119番通報し、陽向ちゃんが運び込まれた病院が「虐待の疑いがある」と警察に通報して事件が発覚したということです。
調べに対し、大山容疑者は「長男を風呂に入れていたら、のぼせてぐったりしたため揺さぶっただけ」などと供述し、容疑を否認しているということです。