京王線の電車内で、寝ていた女子高生の太ももをアイスピックで刺したとして、50代の男が逮捕されました。
傷害の容疑で逮捕されたのは、東京都目黒区に住む無職の男(54)です。氏名は公表されていません。
発表によると男は今年4月23日午前7時ころ、東京都世田谷区の京王線・上北沢駅ー八幡山駅間の電車内で、是関で寝ていた女子高生(17)の太ももをアイスピックで刺した疑いが持たれています。
これにより、被害者の女子高生は全治約1週間のケガを負いました。
警察での取り調べに対して男は「病院で人を殺す前に、自分の度胸を試してみたかった」などと供述し、容疑を認めています。男には精神科への通院歴があり、無差別に狙った通り魔的犯行とみられています。
この事件は、座席で寝ていた女子高生が痛みを感じて目を覚ましたところ、太ももを刺されていた模様です。男はアイスピックを持ったまま、無言で現場から立ち去り逃走していました。
警察は男から引き続き詳しく事情を聴くなど、事件に至った経緯について詳しく捜査を進めています。刑事責任能力の有無についても視野に入れ調べられるものとみられます。
関連する犯罪の法定刑
傷害罪…15年以下の懲役または50万円以下の罰金
殺人未遂罪…死刑または無期もしくは5年以上の懲役