広島県広島市東区の路上で5月13日、68歳の男性が胸など数十か所を包丁で刺されて死亡する事件があり、73歳の男性が現行犯逮捕されました。
殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されたのは、広島市東区曙1丁目の無職、住本一明容疑者(73)で、被害者の兄だということです。
住本容疑者は、容疑を否認しています。
13日午後9時10分頃、広島市東区若草町の路上で、「人を刺している」と近所の男性から110番通報がありました。
警察官らが駆けつけると、高齢の男性が血を流して倒れており、病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
死亡したのは、近くに住む住本卓三さん(68)です。
警察は、現場から約50メートル離れた路上で、血のついた包丁を持っていた住本容疑者を発見し、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
住本容疑者は、当時、酒を飲んでいたということです。
住本容疑者は卓三さんの兄で、調べに対し、「死亡したのは弟だ」と話しているということですが、「自分は刺していない」と容疑を否認しています。
警察は、容疑を殺人に切り替えて調べています。
現場はJR広島駅の東約500メートルのマンションなどが建ち並ぶ地域で、2人が大声で口論しているのが目撃されていました。
現場周辺地図
広島県広島市東区若草町