兵庫県姫路市の世界遺産・国宝の姫路城大天守に小型無人機「ドローン」が衝突し、窓枠の一部に衝突の際にできたとみられる傷が見つかりました。
ドローンの操縦者は発見できなかったということです。
9月19日午前8時55分頃、姫路市の姫路城大天守にドローンが衝突したと110番通報がありました。
警察によりますと、午前6時15分頃、巡回中の警備員が、南から北に飛行するドローンを発見し、大天守6階南面に衝突するのを目撃したということです。
姫路市によりますと、しっくい壁や屋根瓦などに被害は確認されていませんが、大天守6階南面の窓枠の一つにある「水切り銅板」にプロペラが衝突した際にできたとみられる傷がみつかったということで、ドローンは大天守5階の屋根の上に落ちていました。
姫路城管理事務所によりますと、直後に城周辺を巡回しましたが、操縦者は発見できなかったということです。
姫路城には「姫路城管理条例」があり、城周辺でのドローンの飛行を禁止しています。
警察は、文化財保護法違反などの疑いで捜査しています。