萩原流行さん、東京都杉並区高円寺南でバイク交通事故で死亡

俳優の萩原流行さんが22日夜、東京都杉並区の路上で倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。バイク交通事故です。

警視庁は萩原さんがオートバイに乗っていて転倒したとみて、詳しい状況を調べています。

22日午後6時頃、杉並区高円寺南の青梅街道で男性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、およそ1時間半後に死亡が確認されました。

警視庁が免許証などを調べたところ、死亡したのは俳優で杉並区に住む萩原流行さん(62)、本名、萩原光男さんと分かりました。

警視庁によりますと、萩原さんのそばには乗っていたとみられるオートバイが倒れていたということで、警視庁は萩原さんがオートバイに乗っていて転倒したとみて、詳しい状況を調べています。

現場は東京メトロ丸の内線の東高円寺駅から西に400メートルほどのところです。

萩原流行さんのこれまで

萩原流行さんは昭和28年に東京都で生まれ、高校卒業後、劇団に入団し、19歳で初舞台を踏みました。

その後フリーとなり、昭和57年に劇団・つかこうへい事務所に入ったことをきっかけに、深作欣二監督の映画「蒲田行進曲」に出演して味のある脇役で注目を集めました。

その後も高橋伴明監督の「愛の新世界」や崔洋一監督の「マークスの山」などの映画に出演し、存在感ある演技を見せました。

このほか、テレビドラマにも数多く出演し、NHKの大河ドラマでは昭和62年の「独眼竜正宗」や平成5年の「炎立つ」などに出演し、個性派俳優として活躍していました。

萩原さんは平成21年に夫婦でうつ病になった体験つづった本を出版したほか、講演やテレビ出演を通して、うつ病との向き合い方を伝える活動にも力を入れてきました。