厚生労働省は5月18日、ギニアに滞在歴のある福岡県在住の男性が、発熱しエボラ出血熱に感染している疑いがあることを発表しました。
発表によると、エボラ熱感染の疑いがるのは、福岡県に住む40代の男性です。西アフリカのギニアに5月4日まで滞在し、5月9日に帰国していました。
その後、男性は5月17日夜に発熱や頭痛・背中の痛みなどの症状が確認され、5月18日午前3時ころに搬送先の医療機関で測ったところ、38.6度の発熱があったといいます。
男性は既に福岡県古賀市の医療機関に入院しています。
男性は仕事で約1カ月にわたりギニアに滞在していたということですが、現地でエボラ熱に感染している患者との接触はなかったとのことです。
厚生労働省は男性の検体を東京にある国立感染研究所に運び、念のためエボラ熱に感染していないかどうか検査を進める方針です。
日本国内でエボラ熱への感染が疑われるのは、今回で7例目です。
追記-搬送先は福岡県古賀市、検査結果は夜に分かる見込み
その後の発表によると、男性が搬送されているのは福岡県古賀市千鳥にある国立病院機構福岡東医療センターだということです。
なお、インフルエンザとマラリアの検査は陰性だった模様です。
エボラ出血熱の検査結果については、5月18日夜には判明する見込みとのことです。