茨城県鉾田市の海岸で4月10日の午前、大量のイルカが打ち上げられているのが見つかりました。
発表によると午前6時15分ごろ通報が相次いで寄せられたそうです。
通報を受けて茨城県警や水族館関係者らが現場に駆け付けたところ、鉾田市上沢地区の砂浜に、130頭以上のイルカが数kmの範囲に渡って打ち上げられていたそうです。
なお、今後の確認作業でイルカの数はさらに増える可能性があります。
打ち上げられたイルカのほとんどは弱っているため、衰弱しているイルカは安楽死させる方針です。
元気なイルカに関しては海に帰すよう茨城海上保安部や市職員が救助活動を進めています。
打ち上げられたイルカは、ほとんどが「カズハゴンドウ」という種類と見られています。
毎年数頭程度は打ち上げられるらしいのですが、今回のような「100頭を超えるのは見たことがない」とのことです。
地震の前兆!?東日本大震災の1週間前にもイルカ打ち上げ
大量のイルカが打ち上げられたことを受け、インターネット上では「地震の前兆ではないか!?」と心配の声が多く投稿されています。
今回イルカが打ち上げられた茨城県鉾田市の隣にある茨城県鹿嶋市では、東日本大震災が発生した2011年3月11日の1週間前である2011年3月4日に、約50頭のイルカが海岸に打ち上げられました。
この際のイルカも、「カズハゴンドウ」でした。
専門家の話では地震とイルカの打ち上げは関係ないとされていますが、心配の声は絶えないようです。
海岸にイルカ150頭超打ち上げられる 茨木・鉾田市(15/04/10)