アジアを代表する世界のカジノリゾート「シンガポール」と「マカオ」。その両方の国でカジノにハマり、世間を騒がせた大王製紙元会長を覚えていますか?
日本の実業家も「熔かした」というシンガポールのカジノ・マカオのカジノについて、まとめてみました。
「カジノ」にはまり込んだ、大王製紙元会長とは?
大王製紙は、紙の生産量で国内第4位の規模を持ち、家庭用品「エリエール」のブランドでよく知られている大企業です。そんな日本の大手製紙メーカーの創業家の出身で、42歳で大王製紙社長、46歳で大王製紙会長になった井川意高さん。
井川意高さんは、会長という立場にありながらギャンブルにはまり込んでしまい、シンガポールやマカオ カジノで106億8,000万円を使い込んでしまったそう。その後、ギャンブルによる負債を取り戻そうと数十億円を子会社から不法に借り、特別背任罪で実刑判決を受け逮捕されました。
シンガポールのカジノ
シンガポールには政府公認のカジノが2施設あり、世界最大級の統合型リゾート(IR)として大人気の観光スポットになってます。また、シンガポールは、日本との時差もわずか1時間ほどで、直行便の本数も多く、とてもアクセスしやすいのが嬉しいですね!
ここでは、シンガポールで最も有名な2つのカジノを紹介します。
1.マリーナ・ベイ・サンズ カジノ
アメリカ合衆国ラスベガスに本社を置く、統合型リゾート運営会社「ラスベガス・サンズ」が所有し、運営している「マリーナ・ベイ・サンズ カジノ」。テレビやネットで一度は見たことがある方がほとんどでしょう!
カジノは4つのフロアで構成されており、1階と2階がメインフロア。少額でも楽しめるゲームが用意されているので初心者でも楽しむことが可能です。そして、3階と4階は賭け金額が高いハイローラー専用のフロアになっています。
2.リゾート・ワールド・カジノ
「リゾート・ワールド・カジノ」はシンガポール初の政府公認カジノ施設で、マレーシアに本社を置く「ゲンティン」グループによって開発され、所有・運営がされています。
この「リゾート・ワールド・カジノ」はリゾート地区として開発が続けられてきたセントーサ島に位置していますが、商業ビジネスの中心部に近く、「マリーナ・ベイ・サンズ」からもさほど離れていません。
また、広大な敷地にあるカジノエリアは、喫煙・禁煙エリアやシンガポール人専用エリア、レディースエリア、VIPルームなどの様々なエリアに分かれているのが特徴です。
さらに、カジノ以外にも「ユニバーサル・スタジオ・シンガポール」や世界最大級の水族館「シー・アクアリウム」、ホテル、ビーチなどがあり、大人から子供まで楽しむことができるファミリー向けのリゾート施設になっています。
マカオのカジノ
日本からも片道5時間ほどで行くことができ、それでいて本格的なカジノを楽しめると人気のマカオ。実は、マカオはラスベガスのカジノの売り上げを抜き、最もホットなギャンブルスポットとして「世界一のカジノシティ」と呼ばれています。そんなマカオは、4つの地区に分けられ、主に3つのエリアにカジノが集結しています。
1.マカオ半島
マカオの中心部である「マカオ半島」は、ポルトガルの植民地だった歴史を持っており、今もなお、植民地時代の文化が色濃く残っているのが特徴です。そのため、大型ホテルにはない、元祖マカオカジノと言えるような独特のレトロ感が味わえる老舗カジノが多く、ムーディなネオンと綺羅びやかな雰囲気を楽しむことができます。
2.タイパ地区
タイパ島はマカオ国際空港やフェリーターミナルがあり、もう一つのマカオの玄関口として日々発展しているエリアです。埋立地開発による大型の複合施設が多く並び、
カジノを併設した統合型リゾート(IR)も増えているため、マカオ半島とは毛色の異なる、新しいカジノスポットとして注目を集めています。
3.コタイ地区
タイパ島とコロアン島の間が埋め立てられ、「コタイ」という新しいエリアが誕生しました。世界的競争力のあるリゾート地区として大規模な開発が行われ、カジノ、スパ、ホテル、レストラン、映画館、ライブ会場、その他もろもろと数えきれないほどの施設を併設した超大型リゾートホテルが建ち並ぶ場所として有名です。
最後に
シンガポールとマカオのカジノは、カジノだけではない魅力があり、一日中過ごしても飽きなさそうです! VIP専用の特別な待遇などがあり、井川意高さんも各国のカジノに魅了されてしまったのではないでしょうか。