テレビでよく聞く「小学生のなりたい職業ランキング」。今回の記事では、2022年の春に日本ファイナンシャルプランナー協会が更新した、小学生男子の「将来なりたい職業」でランキング7位を獲得した「プロゲーマー」について詳しく調査してみました!
そもそもプロゲーマーってどんな仕事なの?
小学生男子のなりたい職業ランキングで、見事7位を獲得した「プロゲーマー」。実際にどんなお仕事なのか気になりますが、決して簡単にただゲームをするだけといったものではありません。
では、具体的に「プロゲーマー」がどのような活動や訓練を行っていて、どのように活動しているのか見ていきましょう。
プロゲーマーに資格は必要?
まず初めに、「プロゲーマー」という資格はありません。資格を取得する必要はありませんが、プロの世界では日々技術の向上や新たな戦術などが更新されています。
そのため、そのスピード感についていける集中力や技術力が必要となります。また、必須ではありませんが、世界大会や海外での大会も多数開催されているため、英会話ができると楽になるかもしれません。
プロゲーマーの収入源
プロゲーマーとしての収入源には、次のようなものがあります。
- ゲームイベントへの出場
- ゲームイベントのゲスト参加
- メディア出演
- 地方でのトークイベント
- スポンサー契約や広告
- 実況解説者
この中でも1番の収入源は「大会に出場して、勝ち進んでいくこと」です。大会の賞金金額は、少ないものから多いものまでありますが、注目度の高い大会や競技人口の多い大会は、比較的賞金金額が高い傾向にあります。
気になるプロゲーマー 年収はどのくらい?
賞金金額やその他の収入源は分かりましたが、実際のプロゲーマーの平均年収はどのくらいになるのでしょうか。
プロゲーマーの平均年収は400万円~450万円
プロゲーマーの平均年収は、400万円~450万円と言われています。しかし、プロゲーマーとしての年収はほとんどなく、他の仕事をして生活をしている方もいれば、年収が億単位の方もいらっしゃるほど、年収の差はとても激しい職業です。
大卒の平均年収が「大企業に入社した20代男性で300万円前後」という統計を見れば、平均年収400万円~450万円は決して少なくはないでしょう。
また、年収は高くなると様々な控除や税金などの負担が増えてしまうため、平均年収を少し上回る500万円~600万円の年収を目指すことができればコスパの良い年収にもなり、プロゲーマーとしての活動もしやすいのではないかと思います。
プロゲーマーとして年収を上げるためには?
ライセンスを取得する
前述した通り、「プロゲーマーに資格はない」というのは確かですが、プロゲーマーには「ライセンス」が存在します。ライセンスの発行条件は、発行元の判断のもとで条件を満たす必要があります。
このライセンスの有無によって、
- 参加できる大会が限られる
- スポンサーがつきやすい
- プロゲーマーとして有名になる
などのメリットがあり、取得することで年収が上がる確率がアップします。
プロチームに所属する
また、プロゲームチームに所属することも年収を上げるために必要なことになると思います。大会によってはチームを組んで出場する場合もあるため、自分の技術や知識を広める面においても、チームに所属しているのとしていないのとでは差が出てしまいます。
有名なプロゲーマーになることで大会の賞金だけでなく、動画配信やゲーム実況、その他解説やメディア出演などで収入を得ることができるかもしれません。自分の実力や努力次第では、年収1,000万円も夢ではない職業であると思います。
まとめ
いかかでしたか。プロゲーマーと聞いて、簡単に考えてしまう方も多いかもしれませんが、実際はかなりの集中力や努力・知識・思考力が必要であることが分かりました。
最近では、プロゲーマーを目指すための専門学校もあり、知名度が上がるにつれて、技術を身につける手段が増えてきていることも確かです。夢のあるプロゲーマーになるために、今から準備を始めるのも遅くないと思いますよ。